三角筋後部の役割
三角筋後部は肩関節の伸展、水平外転、外旋の動きに関与します。簡単に言えば腕を背中側に伸ばす、曲げるの動作の時に使われる筋肉です。
この筋肉を鍛えることで全体的に丸みのある肩を作れます。また背中側から見た時の全体の凹凸感を出すこも可能です。
肩の筋肉は日常生活においてもよく使われる筋肉ですので、トレーニングをすることで怪我の防止や柔軟性の向上にも役立ちます。
刺激が入りにくいという人
三角筋後部は前部・中部と違い背中側にある筋肉ですので自分で動作を確認するのが難しいということがあると思います。また、ダンベルリアレイズをしても上手く三角筋後部に刺激を入れられず僧帽筋に刺激が入るという人もいると思います。
そこで今回紹介するトレーニングでは三角筋後部に刺激が入りやすいおすすめの種目を紹介していきたいと思います。
EZバー・リアデルトローイング
このトレーニングはEZバーを用いてバーベルローイングのように背中側に引く種目となっております。
このトレーニングをする上でのポイントを以下のようにまとめました。
・広背筋は使わず、三角筋後部で引くことを意識する。
・脇は閉じて、肩を回転軸として動かすことを意識する。
・体幹を固定し、背中を曲げない。
この種目では肩の伸展動作を目的に行っております。私はこの種目でかなり三角筋後部に刺激を入れることができました。まだ取り組んだことがない人は一度やってみてください。
参考に以下の動画を載せます。この動画では脇を開いて行っていますが、これは肩の水平外転の動作で鍛える種目です。また、動画の6:30当たりの種目は今回紹介した種目をケーブルを用いて行ったものです(これも肩の伸展動作です)。